あとまわし

書く事が夢でありますように

2018-12-11から1日間の記事一覧

誰か宛の手紙

どうして私宛だなんて思わせたいの? いもしない自分の仮面に告白させて、 誤魔化す言葉の嘘が透き通ってる。 瞬いて見えるのは、真っ赤な嘘と白々しい真実を行き来する何色でもないあなたの臆病な残存だけ。 明滅を繰り返すビルの赤色灯にでもなったつもり…

おはようまでおやすみ。

蛍光灯の光は朝の陽の光とそっくりで眠りかけている部屋には眩しすぎたみたいで起こしかけてしまった。 そっと白熱電球の光に変えて今日の思い出を部屋の色んなものの間に映して眺める。 見てたつもりで何も見てなかった。 朝から繰り返されるているのは言葉…

踊るカーソル

寝静まった部屋を起こさないように火照る画面に指先を踊らせて舞いあがる気持ちを言葉に押し込む 気持ちが急けば急くほど想いは躓いて転びかける 残りものの中秋の名月からこれ見よがしに忍び込む青白い衣を虚飾の上から身に纏って好き勝手に想いを踊らせれ…