変わり者になろうとするブログ

書く事が夢でありますように

甘酸っぱい思い出の味を確かめる

不意に記憶が蘇る。

 

あれは確か文化祭の打ち上げ後。

 

高校生なのに居酒屋で飲んでた。
小さい街だから2件くらいしか居酒屋がなくて、どっちのお店もウチらの学校で貸切状態。

 

結構そこでカップルになっちゃうヤツらとか出てきちゃう。お酒も飲んでるしね。

 

私は5人くらいのグループに混じっていて、最終的には皆んなである友達の実家に泊まらせてもらう事になった。
ご両親は私達を見て呆れてだけど、どこか優しく笑っていたように覚えてる。
ほどほどにしろよ、とか言ったかな。

 

その中に「純さん」がいた。
「さん」は敬語のニュアンスじゃなくてアダ名の一部としてつけていただけな感じ。

 

純さんは所謂イケてるグループで、大学生とも付き合ってたように思う。
要するに色気があって、ちょっと大人だった。

 

結局、皆んなで雑魚寝をしたのだけど、この辺りの記憶はほとんどない。
他愛のない会話をしたのか、恋バナでもしたのかまるっきり覚えてない。

 

ただ覚えているのは、純さんと向かい合わせになって寝たこと。そして彼女が私に吐息が当たるくらいの距離に近づいてきて会話をしたこと。クスクスと笑い合ったこと。彼女と少し身体が触れあったこと。
香水の匂いと居酒屋の匂いと彼女の匂いが混じっていたこと。ドキドキしたこと。

 

後日、色々あって告白したが玉砕した。
純さんの友達が私の事を好きだったから、という理由を後日聞いた気がする。
ホントかどうか分からない。
自分で勝手に記憶を書き換えただけのような気もする。

 

どっちにしても20年以上も前の話。

 

でも今でもショートボブの女の子が好きなのは彼女のせいなんだろうな。