変わり者になろうとするブログ

書く事が夢でありますように

思い出を書いたが、物語が何もない

フランクフルトから成田に着き、同僚と別れた。同僚にはこのまま都内で友達に会うからと言って別れた。でもそれは嘘で、本当は台北に行き女性に会いに行くのだった。

我ながら馬鹿げていると思う。
自分の事が好きでもない女性のためにわざわざ飛行機に乗って会いに行くなんて。

マイルも貯まってたし無料だったから出来た事だったんだろう。

おまけと言ってはなんだけど、ビジネスクラスで行った。それしか空いてなかったから仕方がない。世のお金持ちの男性はきっと俺みたいな事を日常的にしているんだろうな、とか想像した。

ビジネスなんてほとんど使わないから感じの良い接客に感動した。
客室乗務員は名前を覚えてくれていて食事やアルコールの好みとか丁寧に聞いてくれた。

「今回は何の目的で?」って微笑みながら質問された時には「観光で」としか答えられなかったけど、今にして思えば「女性に会いに」って言っとけば良かったと思う。どんな反応をしただろうか。

台北に着いた時はすでに21:00を過ぎていた。彼女の住む場所に行くためにはさらに高速バスで数時間の移動をしなければならない。

彼女に着いたと連絡はしたけど返事はなかった。会うことは約束してくれてはいたけど多分大して嬉しくもなくどうでもいいことだったんだろう。

彼女の住むところに着いた時はすでに深夜だった。都市としては中規模なので居酒屋みたいなお店は営業していたから軽く夕食を済ませた。明日は本当に会ってくれるだろうか、という不安と、俺は何をしてるんだろう、という自嘲気味な気分で一夜を過ごした。

翌朝、喫茶店で待ち合わせた。
彼女はちょっと困った顔をして現れた。
当然だ。
ただ、ここまで来てしまったからには仕方がない、私はそんな事は全然気づいていないフリをしてとにかく一日楽しく過ごそうと持ちかけた。
何かの縁で知り合い、おそらく今後一生会うことはないだろうと思えばあながち間違った提案ではなかったろうと思う。

その後、ショッピングやらマッサージやらを一緒にし早めの夕食をして別れた。

正直、何を話したかとかほとんど覚えていない。英語だったから覚えていないのか、そもそも大して会話もなかったから覚えていないのかよく分からない。

並んでマッサージを受けた時、
「あっち向いてて」
「どうして今さら恥ずかしがる?」
「そりゃそうだけど、いいから向いてて」

と、食事の時の会話しか覚えていない。

「どうして今キスしたの」
「好きだから」
「そう、嬉しい。照れるね。
ももう私達、会わないから」

カカオでの連絡はだいぶ減ったが
たまに忘れかけた時に連絡がくる。
何故か私が海外出張の時が多いので英語のリハビリにちょうど良い。

それにしても彼女はお酒が好きだったな。
カラオケであぐらかいて今日はとことん飲もうって言った時は可笑しかったな。
またいつかお酒を一緒に飲みたいな。