いつか口癖が変わる日まで

書く事が夢でありますように

女性15名のポートレート(14/15)



駅で待ち合わせをし、昼から夕方にかけて観光地巡りをしたせいで2人ともクタクタだった。

私達はとにかくすぐに座りたかったのと、見るからに好みのジャズバーがあったので食事もせずお店に入ることにした。

カウンターにはいかにも「マスター」という風貌のお爺さんがいて最初はマスターのうんちくに耳を傾ける。

そして少しずつお酒が回っていき私達はお互いの事を話始める。

「本当に色んなことがあるの。本当に色々」

あなたは私を見ながら言う。

「まだ宵の口だ。ゆっくり話しを聞くよ」

と私。

それから2人で来し方行く末、旦那と嫁のこと、夢、色々、についてずっと話をした。

会話を楽しむってこういうことなんだと思いながら、夜の帳が下りていくことを実感する。

いつまでも語り合える夜の到着点はどこなんだろう?

それがセックスでも一緒に寝てしまう事でもないとすれば。