あとまわし

書く事が夢でありますように

誰か宛の手紙

どうして私宛だなんて思わせたいの?

いもしない自分の仮面に告白させて、

誤魔化す言葉の嘘が透き通ってる。

瞬いて見えるのは、真っ赤な嘘と白々しい真実を行き来する何色でもないあなたの臆病な残存だけ。

明滅を繰り返すビルの赤色灯にでもなったつもり?それで誰でもなくなったと思ってるの?

そうやって笑ってればいい。

みんなに見透かされながら。

みんなに好かれながら。

光らないあなたになら、

私を照らしてほしいと思う。