あとまわし

書く事が夢でありますように

凪する

私専用の小さな机があって、手書きの日記とか仕事をしたりする時に使っている。好きな本が何冊か並んでいて、そこにはビジネス書と詩集が並んでいる。

 

ビジネス書を読んだりするのも好きだし、詩集を読んだりすることも好き。でも、そのふたつは両立しないように思える。ビジネス書を読む時は生産性とか効率とかについて考えるしポジティブになるけど、詩集を読んだり書いたりする時は何も考えてないし感傷的になっている。

感傷的である時間をつくるためには、効率的に生きていかなければならない。そういうバランスをとることが苦手。

 

ある詩集がとても好きなんだけど、いわゆる現代詩っぽくなくて文章はとても普通。でも普通が普通すぎるとそこには何かが宿る。私もそういうものが書きたいと思う。

 

こうして白い画面が黒い文字で埋められていくのもいい。真っ黒になるわけでもなく、真っ白のままでもない。そういうものが好き。

 

凪ではなくて小さな波が静かに寄せては返す今の状態が一番いいのかもしれない。どうせ何も起きはしない、という予感だけがくりかえされる。